上記の2つのグラブにて、各ダンパー性能性能曲線図の横軸に注目して頂きたい。両グラフの横軸はダンパーのピストンスピードを表しています。JRZスパンは5cm/sですが他のメーカーのは100cm/sです。一般的にダンパーの性能は30cm/sを基準とし、10,30,50cm/sでの値を測定します。実際の走行で操縦安定性に影響を与えるピストンスピードは微低速領域と言われる1〜5cm/sでの性能が重要となります。
特に1〜3cm/sでのダンパーの動きが、他のライバルたちとは明かに異なり他のダンパーが動き出さない前に、もう既に減衰が立ち上がっているのが性能曲線図より比較して頂けると思います。   
ロータスエリーゼのようなライトウェイトスポーツには、スッとステアした瞬間に減衰が立ち上がるということはなににもまして重要なファクターであり、それがエリーゼの持つヒラリ感を失うことなく、ノーマルダンパーで気になっていた路面(タイヤ)から伝わるハーシュネスを解消しています。
減衰特性は、もともとJRZ社はフォーミュラーカーのプッシュ、プルロッドサスペンション用に開発されているサスペンションシステムですのでレスポンスに優れ、数mmのピストンの動きに反応し安定した減衰力を発生します。そのためレートの高いスプリングを使用しても不快な突き上げはありません。
減衰力可変機構としては、他メーカーと同じですが、各コンポーネンツの加工精度がJRZは優れています。レースフィールドから要求されるスペックは、一般のチューニングパーツとは次元が違います。高性能を追求した結果、システムの細部に渡り贅沢なパーツを使用し機能美も兼ね備えたダンパーです。一度お手にとって頂き商品を見て頂けましたら他のダンパーとの違いをご理解頂けることと思います。
 
 

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